<自分、相手の強み、弱みを把握する>
相手が親会社であった場合、こちらの要求が全うであっても中々正論だけでは
通らないこともあります。この場合、例えばコンプライアンスという別の正論を
テコにして、「下請けいじめはまずいのではないか」という面で、要求を通す手も
あります。
個人であれば、金銭トラブルを知られたくない相手、家族、親兄弟、勤務先などを、
適切なやり方でプレッシャーの要素に使う手もあります。
一方、こちら側がすっかり請求書の発行を忘れていた、商品に瑕疵があった、等々の
落ち度がある場合には、最大の妥協水準を事前に決めておいて交渉に臨むことが
大切です。ぶれない対応が大きな強みになります。
もちろん、こちら側には様々な専門家が関与していることを示すこともプレッシャーに
なります。